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駅伝 青学から学べる受験 その3

就任当初の苦悩「寮を抜け出しマンガ立ち読み、遅刻続出…」

 青学陸上競技部の場合、朝5時起床、門限22時、消灯22時15分が基本です。また、朝食と夕食は栄養を管理した寮の食事をとり、寮内の自室はもちろん、食堂や廊下など共有部分は全員で掃除をします。特別な生活スタイルではありません。ただ、こうした人として当たり前の生活を定着させるのに、監督就任から3~5年はかかりました。

 2004年の監督就任当初は、朝の練習に遅刻する部員がたくさんいました。練習場までの800メートルさえ走らず、コンビニに立ち寄る部員がいたのも覚えています。寮を抜け出してコンビニで漫画を立ち読みしていたり、外泊したりする部員もいました。

 そんな部員たちに規則正しい生活の重要性を根気強く浸透させることができたのは、それが結果につながることを私自身確信していたからです。


「一体感のなさ」と「乱れた生活」を変える

 私が陸上の強豪校である広島の世羅高校に駅伝留学していたときです。1年先輩は1500メートル、5000メートルの高校記録保持者がいたことで全国高校駅伝の優勝候補でした。しかし、結果は惨敗。その原因は一体感のなさと乱れた生活でした。監督に駄馬軍団と言われた私たちは、そんな先輩たちを反面教師にしました。

 同じ時刻に起き、みんなで練習し、食事に気を使って、同じ時間に寝る。それを繰り返していくことでチームには一体感も生まれ、そうして勝ち取ったのが全国高校駅伝での準優勝でした。能力は1年先輩のほうがはるかに上だったのに、結果は私たちが上回ったのです。

 ビジネスの現場でも体はなによりの資本です。面白い企画を立案できたり、多くの人を惹きつける話術を持っていたりしても、健康でなければその力を存分に発揮できません。当たり前すぎて見過ごしがちなことですが、規則正しい生活を送るだけで、個々の能力もチーム力も格段に強化されていきます。

榎本塾でも、朝9:30に塾に来て、自習を始めると、受験生に伝えています。規則正しい生活は部活動をしているときは難しいかもしれませんが、部活を引退するとそれは可能だからです。遅刻したら厳しく指導します。それが辞めていく生徒もいますが、社会に出たらどうなるでしょう。適応できないでしょうね。

 だから、今塾生として、受験を迎えている生徒はそれが今の段階でできている生徒です。

とても大切なことだと思うんですが。勉強ができていることよりも。

宮崎県 宮崎市 英語専門塾 榎本塾 塾長 榎本 圧夫

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