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【2026年秋最新】激変する大学受験英語。共通テスト「超長文化」と英検新設から考える、これからの学習法

18 時間前
読了時間: 4分

 こんにちは。英語専門塾の榎本です。大学受験英語指導に約20年指導していて、現在の受験状況について、よく考えることをお伝えしていこうと思っています。今回は、大学受験英語についてです。

大学受験において「英語」は常に合否を分ける最重要科目ですが、ここ数年でその出題傾向や求められるスキルが劇的に変化していることにお気づきでしょうか?

「単語と文法を暗記して、長文をきれいな日本語に訳せれば点が取れる」というのは、もはや過去の常識です。2025年以降の新課程入試や英検の度重なるリニューアルを経て、2026年現在の大学受験英語は「英語というツールを使って、いかに素早く正確に情報を処理できるか」を競うゲームへと完全にシフトしています。

今回は、最新の共通テストと英検の動向を紐解きながら、これから受験を迎える中高生が「今すぐシフトすべき英語学習の視点」について解説します。


1. 共通テスト英語の「現在地」——圧倒的な情報処理ゲームへ

2025年度の新課程入試から、共通テストの英語(リーディング)は大きな変貌を遂げました。かつて6題だった大問が「8大問構成」へと増加し、直近の2026年度試験でもこの構成が継続されています。

この変化が受験生に与えた最大のインパクトは、その圧倒的な「文章量」と「多様な資料」です。

  • 総語数は約5,600語超:80分という試験時間に対して文章量が非常に多く、すべてを頭から丁寧に精読していては到底間に合いません。

  • 「Fact(事実)」と「Opinion(意見)」の識別:2026年度の試験でも特徴的だったのが、ウェブサイトのレビューやコメントを読み、「どこまでが客観的な事実(データや出来事)で、どこからが個人の主観的な意見・評価なのか」を区別させる問題です。

  • 図表とテキストのクロスレファレンス:ほぼすべての大問で、チラシ、グラフ、表、複数人の意見などが入り乱れます。「Aさんの意見を裏付けるグラフはどれか」など、複数の情報を統合して判断する力が求められます。

今の共通テストで高得点を取るために必要なのは、高度な構文把握力よりも「必要な情報がどこにあるかを素早く探し出す力(スキャニング)」と「情報の関係性を整理する力」なのです。


2. 英検の進化——「要約力」と「準2級プラス」の登場

大学入試において、もはや共通テスト以上に重要とも言えるのが「英語外部検定利用入試」、特に英検の取得です。しかし、この英検も2024年〜2026年にかけて大きな転換期を迎えました。


① ライティングの比重が大幅増(要約問題の追加)

2024年度の改定で、リーディングの設問数が削減された一方で、ライティングが「1題から2題」に増加しました。2級以上の試験では新たに「英文要約問題」が追加され、長文の要点を自分の言葉(英語)で短くまとめるという、高い読解力と表現力の両方が問われるようになりました。

② 新しい級「準2級プラス」の新設(2025年度〜)

2025年度からは、準2級と2級の間に「準2級プラス」という新しい級が導入されました。これまで「準2級(日常的な話題)」と「2級(社会的な話題)」の間には大きな難易度の壁があり、ここで挫折してしまう高校生が多くいました。

準2級プラスは「身近な社会的話題」を扱うことで、この壁をスムーズに乗り越えるための中間目標として機能しています。高校2年生レベルの適切な英語力を測る指標として、受験戦略にも組み込みやすくなりました。


3. 新時代の「大学受験英語」を勝ち抜くための学習法

 共通テストの超長文化と情報処理への傾倒、そして英検の要約問題導入。これら最新の傾向から逆算すると、これからの高校生が普段の勉強で意識すべきことは以下の3点に集約されます。


① 「目的を持った拾い読み」を鍛える

長文問題集を解く際、いきなり本文を読み始めるのはNGです。まずは設問と選択肢(または図表)に目を通し、「何を探すべきか(日時なのか、理由なのか、金額なのか)」をインプットしてから本文を読むクセをつけましょう。情報検索能力(スキャニング)は、意識しないと身につきません。

② 読んだ長文を「1〜2文の英語でまとめる」習慣をつける

英検の要約問題対策としてだけでなく、長文の論旨を把握するトレーニングとして「要約」は最強です。長文を読み終わった後、単に答え合わせをして終わるのではなく、「結局この記事は何について書かれていたか?」を簡単な英語で要約して書き出す練習を取り入れてみてください。

③ ニュース英語に触れ「社会的話題」への耐性をつける

英検2級や共通テストの後半では、環境問題、テクノロジー、教育、異文化理解といった社会的なテーマが頻出します。単語帳だけで語彙を覚えるのではなく、日頃から英語のニュース記事や論説文に触れ、「この文章における客観的なFactは何か」「筆者のOpinionはどこか」を意識しながら読むことが、そのまま最強の受験対策になります。


おわりに

 大学受験における英語は、「知っているかどうかを測る暗記科目」から「英語を使って情報を処理し、自分の意見を発信する実用ツール」へと完全に役割を変えました。

「単語を覚える」「文法を理解する」というのは、あくまでスタートラインに立つための準備運動に過ぎません。最新のゲームのルールを正しく理解し、早くから「情報処理力」と「要約力」を意識したアウトプット型の学習に切り替えた人から、志望校合格へと近づいていくはずです。                     榎本塾 榎本 圧夫

 
 
 

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