東大衝撃の入試革新】70年ぶり新学部「カレッジ・オブ・デザイン」の“動画提出入試”徹底解剖
東京大学が1958年の薬学部設置以来、約70年ぶりに新設する新学部「UTokyo College of Design(カレッジ・オブ・デザイン/仮称:価値創造学部)」(2027年秋開設予定)は、従来の大学入試の常識を覆す選抜方式で教育界に大きな衝撃を与えています。
最大の特徴は、「会場での個別筆記試験を行わない」こと、そして出願に「英語によるビデオ課題(動画提出)」が必須とされている点です。その驚くべき入試構造と、東大が提示した「これからの時代に必要な能力」について深掘り解説します。
1. 70年ぶりの新学部「College of Design」とは?
従来の東大は「1・2年次は全員が教養学部に所属し、3年次から各学部へ進学する」というシステムをとってきましたが、新学部は独立したカリキュラムを持つ5年一貫制(学士・修士を一括取得)のプログラムとして構想されています。
文理の枠を超えて地球規模の課題解決やイノベーションを主導する人材の育成を目指しており、講義は基本的に英語で行われます。これに伴い、入試プロセスも従来の「ペーパーテスト(共通テスト+2次試験)」とは全く異なる形式が導入されました。
2. 異例づくしの「動画提出(ビデオ課題)」入試の全貌
公表された入学者選抜の概要・要項によると、出願者が課される課題の仕組みはこれまでの日本の大学入試にない極めて実戦的な設計となっています。
【動画提出までのスケジュールイメージ】
11月 6日:課題詳細が受験生へ通知される
11月13日:出願システム上での録画・提出受付スタート(12:00〜)
11月16日:提出締め切り(23:59)
⇒ 課題を知らされてから提出まで約1週間/実質的な録画猶予は「約3日半」
なぜ東大は「動画提出」を課すのか?
丸暗記や代行・AI代筆の徹底排除
事前作成したエッセイだけでは「他人の手が入っているのではないか」「生成AIが作成したのではないか」という懸念を拭えません。課題公表から数日で英語動画を撮影・提出させることで、「その場で思考し、自分の言葉で即座に相手に伝えるリアルタイムの表現力」を直接評価します。
英語での「発信力」と「人間性」の確認
単に文法的に正しい英語を話せるかだけでなく、表情や発声、身振り手振りを交えて「自分の考えを魅力的にプレゼンできるか」という対話的コミュニケーション能力が見られています。
3. 動画以外にも求められる「3つの英語実績」
出願時には動画だけでなく、課外活動や学習成果に関する3件の説明文(各英語100語以内+証明資料1
点添付)の提出も求められます。
ここから見えてくるのは、「高校時代にどのような問いを持ち、主体的に行動を起こしてきたか」という探究活動のプロセスです。ペーパーテストの点数だけを積み上げてきた生徒ではなく、「自ら行動し、その成果を英語で論理的に説明できる人物」を東大が強く求めていることが分かります。
4. この入試革新が高校生・保護者に与える影響
東京大学がこのような選抜を開始することは、東大受験生だけに留まらず、今後の日本全体の大学入試改革に決定的な影響を与えます。
総合型選抜での「動画・プレゼン課題」の一般化
東大の動きに追随し、他難関大や私立大学の総合型・学校推薦型選抜でも、事前提出動画や即興プレゼン、英会話での面接などを課すケースが急増すると予想されます。
「知識の暗記」から「問いを立てて発信する力」への完全シフト
これからの受験対策では、単語や文法を暗記するペーパー対策にとどまらず、「自分の考えを英語でどう組み立てるか」「探究活動で何を学んだか」を日頃から言語化するトレーニングが不可欠になります。
高校生活での「探究・課外活動」の重要性が過去最高に
部活動、地域ボランティア、自主的な研究、コンテスト出場など、自分でテーマを持って取り組んだ経験そのものが最重要の「受験対策」となります。
まとめ:保護者・教育関係者が知っておくべきメッセージ
東大の新学部入試は、「テストの点数が高いだけの優秀さ」から「想定外の課題に対して、自分の考えを自分の声で届ける表現・実践力」へと、時代が求める学力の定義が根底から変わったことを象徴しています。
今後は「答えのある問いを速く正確に解く」勉強だけでなく、「日常の中で自分の意見を持ち、それを英語やプレゼンで外へ発信してみる」という実戦的な経験を中高生のうちから積み重ねていくことが、大学受験における強力な武器となります。




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