私立大学と国公立大学の費用の違い
- 榎本塾
- 5月22日
- 読了時間: 3分
前回のブログでは、国公立大学の卒業までの学費などを説明してきましたが、今回は私立大学
大学の学費は平均でどのくらい?
大学の学費は、国立・公立・私立でどれくらい違うのか確認していきましょう。
国公立大学と私立大学では学費に大きな差があります。また学習分野によって費用が異なる点にも注意が必要です。
国立・公立・私立大学別の学費を詳しくチェックしていきましょう。
国立大学
国立大学の学費は4年間で約243万円、6年間(医歯薬・獣医学部)の場合は約350万円です。
なお、国立大学の学費は文部科学省によって下表のように「標準額」が定められています。
初年度の納付額合計は81万7,800円です。学部による差はありません。
ただし、「標準額」は各大学が20%を上限に増額を決められます。増額をしている大学は少数ですが、国立大学に進学を希望している場合は事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
現在、標準額と異なるのは、東京工業大学の授業料が635,400 円、千葉大学と東京藝術大学、一橋大学、東京医科歯科大学の授業料が 642,960円です。
また、東京藝術大学は入学金も標準額と異なり338,400円となっています。
「より高度な教育 研究環境を実現するため」というのが授業料改定の名目ですが、今後、こうした値上げの動きが各国立大学の間で広がっていく可能性があります。
公立大学
公立大学の平均的な学費は4年間で約254万円、6年間(医歯薬・獣医学部)の場合は約361万円です。
平均的な入学金と授業料は下表となります。
初年度の平均納付額合計は92万7,668円です。学部による違いはありません。
なお、公立大学は地方自治体が運営しているため、地域内に居住している学生の入学金が安くなる優遇措置があります。割引額は大学によって異なりますが、地域外の居住者に比べて10~20万円ほど安くなると考えていいでしょう。
例)東京都立大学の入学金
通常 ➡ 282,000円
都内在住者(1年以上)➡ 141,000円
私立大学
私立大学の平均的な学費は文系が4年間で約408万円、理系が4年間で約551万円、医歯系は6年間で2,396万円、その他の学部は約507万円です。
入学初年度は、授業料・施設設備費に加え、入学金がかかります。初年度納付金の内訳は以下となります。
初年度の平均納付額は文系で約119万円、理系が約157万円、医歯系は約489万円、その他の学部は約146万円になります。
私立大学は学部や分野によって学費が大きく変わるのが特徴です。



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