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6月は基礎力養成時期の完成を!

 今日から、6月に入り、それに伴い梅雨入り宣言も宮崎には出されました。受験学年の生徒はこれから6月末までに今までにやってきた基礎力の完成が超重要なテーマになります。序盤期間に仕上げる基礎の勉強は、入試問題を解く際に土台となる部分なので、完璧を目 指して取り組むようにしてください。 たとえば、 英語なら、単語、熟語、文法など、基礎的な範囲でいいので完成させていく。 数学なら、『ドラゴン桜式数学ドリル』や『白チャート』などの基礎的な問題集を完璧にしていくこと。スラスラとスピーディに解ける状態に近づいていくのです。 とは言っても、受験生が考える「完璧」レベルは、私から見ると低いレベルの完璧です。 たとえば、偏差値70、東大、京大、医学部を目指している受験生であっても、この時期に 「1冊、完成させました」と報告をしてきても、抜けがあったり、モレがあったり、問題が少しでも変わると急に解けなくなったりするものです。その状態では、基礎が完成したとは、とても言えないのです。「基礎の完成を目指す」と一言でいっても、完成の中には、第一段階、第二段階、第三段階、と完成までにはいくつか段階があると思ってください。 そして、大事なことは、自分の中で「教材が完璧になった」と思ったとしても、そこがス タート地点だということ。その段階から、さらにどれだけ栄養分を吸収できるかが大事なのです。たとえば、英単語でいうと、英語から日本語へスラスラと答えられるのは当たり前。 それ以上に、類義語も覚えていたり、日本語から英語が言えたり、英語で書けたり、長文 の中で使われていても、すぐ文脈にあった意味がわかったり。 そこまで到達していることが大事なのです。 単語帳の順番や、書かれている場所で丸暗記していては、長文の中で読むと、全くわから ない、となります。 英文法でも、問いに対して答えはわかっても、その理由が言えない、根拠がわからない、 という状態では不十分です。きちんと本質を見極めることができるか、きちんとアウトプットできるか、そこまでチェックして、はじめて完成と言えます。数学でも同様です。 問題を見たら、ノンストップでスイスイ問題が解ける状態が当たり前にできる。 解法や公式がスラスラと言える。 計算ミスをせず、類題でも対応できる。 そこまでできて数学力の基礎が完成した、ということ。 そこまで意識を高めるようにしてください。 6月は、基礎的な部分を反復練習して、完璧に仕上げていくことが目標です。 もし、まだ完璧になっていないものがあるなら、その部分を中心に徹底的に反復すること 。暗記モノに関しては、朝、昼、晩、3回見るぐらいでちょうどいいのです。6月は、序盤の勉強の完成に全力を!

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